

本日の稽古は、京都は岡崎いきいき市民活動センターという場所で行いました。
京都市内の少し入り組んだ場所にあるのですが、こじんまりとしつつも、牧歌的?な雰囲気のある稽古場です。
まずは客席編の稽古から。毎回冒頭から通せるところまで通して、止めてから演技の内容を検討する、という稽古方法をとっています。となると、やはり稽古の時にはセリフを全部入れてきていることが望ましい。目で追いながらセリフを言うのと、覚えて自分の体に落ちたセリフを言うのでは全く違いますので。。。私自身そうはわかっているのですが、やはり稽古場に来て読み合わせをしないとセリフが中々覚えられない、というジレンマとも戦っております。
冒頭は久野さん、片桐さん、私の3人でしたが、途中から中村さん、ステファニーさん、北村さんが加わって全体を通すことに。しばらく稽古がないので、その間の参考にと、通し稽古を録画しました。その結果、、まずシーンを何回も返してセリフを覚えよう、ということになりました。
後半はDOORSの稽古内容の話し合いと、ワークショップのシュミレーションをしました。北村さんとステファニーさんがワークショップに参加することで、何という化学反応が。。。(おふたりとも、過激でした)
詳細はDOORSのワークショップで。となってしまいますが、舞台に立つ際に必要な感覚についてあれこれするワークショップになっております。
皆さん是非参加してください。
↓こちらです!
http://www.iwf.jp/8sche/category_944/item_1171.html
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はじめまして。
美術担当のステファニーと申します。
24日のお稽古に参加してきました~
先ずはdoorsワークショップのシミュレーション。
皆さんのアイデアで構成された内容を通しながら、確認していきます。
私は殆どお稽古に参加出来ていないので、先ずは参加者の視点で通しを体験。
いやぁ、これは、かなり不思議で楽しい。
「何かを教わる」っていうよりも、
「缶の階」を満喫?堪能?出来ます!
続いて
客席編の稽古。
七井さんと片桐さんの作り出す空気が、とても心地よくて、通すつもりではなかったのに、
見入ってしまい、気付けば、最後まで通ってしまいました。
まだ、7月。ここから更に面白くなっていくのかと思うとワクワクします。
※doors WS詳細とお申し込みはこちら→ (
http://www.iwf.jp/8sche/category_944/item_1171.html)
8/11 90分間 500円の演劇稽古場体験です
doorsまで、いよいよ2週間。
お稽古も大詰めです。
本日は役者さん3人に、スタッフ3人という大所帯。
ワークショップの本番に近い流れで打ち合わせを行いました。
全体像が見えてきましたが、改めて楽しそうなワークショップです。
何かの発表があるわけでなし。特定のスキルが身に付く訳でなし。何ならお芝居がうまくなるわけでもなし。
とにかく、セリフの生まれる瞬間に。お芝居の生まれる瞬間に。ともに立ち会いましょうという内容です。
缶の階の稽古場をそのままぎゅうっと体験してもらいます。
今日は、役者もスタッフもかわるがわる参加者になってみて、リハーサルを重ねました。
たまに出る側と見る側が入れ替わってみるのは、発見が多いです。
文は人なり。という言葉がありますが、そういう意味では、お芝居は人そのものなり。
いや、そのものよりも、ずうっと濃い人間そのものが舞台には現れてしまいます。
たくさんの参加者と濃い稽古場をつくりたいです。
ご参加お待ちしております。参加者、絶賛募集中。
詳細はこちらまで
(http://www.iwf.jp/8sche/category_944/item_1171.html)今日の結論
缶とか、紙とか、セリフとか、小道具とか。
何かを通じてコミュニケーションを表現するのは、濃すぎるとドロドロして飲みづらいから。
セリフがあるかないかは、水割りかソーダ割りかくらいのちがい。たぶん。
休憩中。
久野さん、太田さん、諸江さんと会話について。
基底状態にあるものを励起させるにはエネルギーが必要であること。
そのエネルギーを自分から作り出すのか相手より受け取るのか。
自分で作り出せば台詞は一定の調子で投げられ、相手より受け取れば相手の言葉を「受けた」調子で投げられるらしいこと。
一つ一つの台詞を立ち上げるまで。
会話となるには、一瞬間にいづれの過程をたどるのか。
言葉は力だと久野さんはいいました。
言葉には質量があり、方向性をもって投げてやると速度が生まれる。
何かに衝突すればおわりなのではなく、そこからはじまっていく。
言葉をどう投げるのかではなく、投げられた言葉を自分がどう「受けた」のか相手がどう「受けた」のかを。
その場で起こっていることに、もっと身をゆだねてみてもいいのかもしれません。
舞台編『ヒーローに見えない男/缶コーヒーを持つ男』
8月も稽古をすることになりました。
杉本奈月
舞台篇稽古終了。
3日間、久野台本にどっぷり浸かった。
ブログ書くよ~と言いながら、書いては消しを繰り返している。そのくらい色々考えまくっている稽古場だ。
今日は、稽古場を多くの人が訪れてくれた。稽古場を出て、桃山台の駅に着くと、ふと立ち飲み屋が目に入り、共演の諸江くんと稽古を観にきてくれた片桐慎和子を誘ってちょい飲み。
高くはないけど、安くもない、心地よい立ち飲みでした。
飲むことで、コミュニケーションが取れているように思ってしまう幻想を抱きつつ、帰宅。
明日は東京に戻って、そのまま、劇団の仕事。
初めての俳優と共演する時、とても緊張し、とても興奮する。
他者がいることで、自分がはっきりしてくるのです。良くも悪くもであり、大抵は悪いところが現れてきます。
そうなってしまわないように抑制し、必死に掘り下げます。果たして自分はどんな役者なのか?いや、果たして、自分は役者なのだろうか?
うーむ
俳優人生はまだまだ五里霧中である。
作品は、稽古を経て強度を増し、面白くなっている。間違いなく。
観にきてください。
3ヶ月ぶりの舞台編稽古。
台本が改訂され、タイトルも変更されました。
『ヒーローに見えない男/缶コーヒーを持つ男』
スラッシュは半角ではなく全角です。
みなさま、どうぞお見知りおきを。
いつものように太田さんと諸江さんがいて。
いつものように私はプロンプを入れていました。
台詞は作家が書いた言葉です。
赤の他人から生みだされた言葉です。
作家が言葉を生みだすときは痛みや苦しみをともなうことがあるようです。
赤の他人から生み出された言葉を自分の身体へ入れる。
俳優が台詞を入れる行為はとてつもなく痛みをともなうことなのかもしれません。
でも入れてもらわないとお話になりません。
誰かが人でありつづけるために俳優は必要です。
杉本奈月
今日も稽古をしました。 稽古場では何が行われていたのだろう。
とにかく毎回、久野さんと演出助手の中村くんのやりとりがおもしろくて感心してしま う。 中村くんは久野さんが言った言葉を別の言葉に言いかえたり、反論?したりするのです が、それを聞いていると言葉のやりとりの豊潤さをたっぷり味わえる感じがします。
そんな演出部の感じが反映されて、作品もそんな作品になっていく気がする。
書きながら思いましたが、久野さんと中村くんの会話のテンポ、そのまま、舞台上で やったら良いような。
やりとりのジャグリング、ああ、スリリングで絶対おもしろいだろう。
この稽古場のおもしろさは私の文章を読むよりも見た方がはやいです。
今日は出てきませんでしたが、中村くんと同じく演出助手の杉本さん、共演者の七井さ んの存在も要注目の磁場を形成しております。
稽古場、良かったら見に来てください。
(気にはなるけど稽古場なんて行きにくいわ、という方は、8月にワークショップもある のでそちらもよろしければ)
片桐慎和子
舞台編『ヒーローに見えない男/缶コーヒーを持つ男』出演の諸江翔大朗が出演します。
利賀演劇人コンクール2014参加作品
本間広大(ドキドキぼーいず)演出
『ハムレット』
会場 富山県利賀芸術公園 岩舞台
日時 2014年7月18日(金)20:00~
料金 未定
http://togaconcour.tumblr.com/post/81344423805/2014
http://dokidokiboys.boy.jp/next.html
今日も引き続き船場サザンシアターさんにて稽古をしました。
今日は台本を冒頭から通すことを2回ほどしてから、冒頭部分の返し稽古をしました。
缶の階の稽古は「時間をかけてじっくり作品を創っていこう」
の言葉通りに、片桐さんと私がセリフをしゃべっている(稽古をしている)のを、久野さんと中村さん、杉本さんが見て、「今の稽古では何が起きていたか」を検証する作業(討論、おしゃべり?)に入ります。
一般的に想像されるような、演出家が逐一ダメ出しをしてゆく、というスタイルとはちょっと違います。各々出自が異なる人間が共同作業をしてゆく時には、「あなたは何を考えてこれをしたのか?」「あなたの言っているこれは何なのか?」というすり合わせをしてゆくのは、とても必要なことだと思います
なので、みなさんの会話を聞いているだけで、久野さんの台本への理解が進んだり、演技のアプローチの仕方が想像出来たりするのが面白いです。
私自身は、自分がどういう状態でセリフを言うのか? ということにとっかかっての試行錯誤の最中です。
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、押したり引いたりしてます。
という五里霧中の稽古場です。
是非観に来てください。

七井 悠

諸江お兄さんは利賀村へ。私たちは船場サザンシアターへ。
客席編『椅子に座る女/椅子を並べる男』二回目の稽古です。
今日は、本物の客席を使って稽古をしてから、舞台へ客席を組みました。
お馴染みになりつつある、リクライニング可能な例の青い椅子です。要チェック。
http://www1a.biglobe.ne.jp/sembasazan/index.html
客席から「見えやすい」椅子の置き方にはならないようにとの久野さんの言葉に二人で試行錯誤を重ね。遠近法がどうのと言いながら放射状に二列に並べたりしますが…最前列には、客席に座っている登場人物が全く見えない席が必ずできてしまいます。頭が高い…リクライニングしてやろうか。なんて思わずリクライニングしてみましたが、客席として不自然なので却下。現段階では、後部座席が最も観やすいお席となっております。まだまだ試行錯誤の余地は残っているようです。
客席編では客席を舞台とするため、基本的に登場人物は客席に背を向けて客席に座っています。なので女優さんの顔がしばらく見られないこともありえるわけで…それってどうなんだ! と先日も稽古にて議論がありました。椅子に座る女・片桐さんに全身で振り向いてほしい。しかし、椅子を並べる男・七井さんの鷹のような猛攻により解決。押してだめなら押せばいい。押せば押されたものは自然と逃げていきます。自然であれば。今日ここに、男が椅子に座る女を指定席から立ち上がらせるという新たな会話が生まれたのでした。
時に宇宙人とも評される、お二人のさらなる展開に期待です。
演出助手・杉本奈月
自分が月になったように劇を覗いていられる。
そんな客席が身近にあるのが嬉しい今日この頃です。
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