本日は舞台編3日間連続稽古の初日なのですが。稽古終了後にそのまま稽古場でわたくし七井の自主練をしていただきました。
現在の課題は「セリフを覚えること」
もともとセリフを覚えるのが遅い、という自覚はあったのですが、今回は特にセリフが頭に入るのが遅い。
こういうことにはもちろん個人差はあるものですが、稽古が始まる前に丸暗記してしまう、ということがどうしてもできない。稽古場で相手と喋っていかないと、どうやらわたしはセリフを覚えられないようなのです。
中村さん、太田さんに相手役である片桐さんのセリフを読んでもらっての稽古。
今回の稽古でセリフを「音」ではなく「意味」の繋がりとして、自分は認識しているのだと発見。しかし「意味」は元々あるものではなく、言葉を発する者の変化によって出てくるものだから、その変化(稽古での試行錯誤)を経てゆかないと、自分の体に言葉が定着しない。
わたしの言葉で書くと、現在こんな状況になっている(と思っている)ようです。
「音」(言葉)と「意味」は、いつも同じ一致をするものではするものではありません。一つの言葉には多くの意味を汲み取ることができます。
今回の稽古でも、今までとは違う言葉の意味が出てきました。
だからといって「意味」をとっ散らかしておいて、その時その時の反応で変化させる、ということもまたこれ難しいことだと思います。それを、再現するにはどうしても言葉を覚えきってしまわないといけません。
いや、しかし言葉を「音」として覚えきってしまったほうが、自分が意図しようとしていない「意味」が出てくるのではないか?などとも思ってしまうのです。
自分の意識の外側、を見るというか。。。
今回のわたしの目標は、間違わずにセリフを覚える。台本どおりの言葉、を話す人物を演じる というところにあるようです。
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美術担当のステファニーです。
あっという間に秋ですね~
少し涼しくなったおかげで、桃山台の駅から稽古場までの道のりが楽になりました。
私は和歌山在住なので、桃山台まで2時間半かかります。
ちょっとした旅行です。
東京から来られる太田さんは
ガチ旅行です。
京都から来られる諸江さんはどのくらいかかるんだろう?
というわけで、各地から久野さんの元に集まり、「舞台編」の稽古が行われました。
約10日ぶりに通しを見ましたが、
諸江さんは前回サザン稽古で発見したキャラクターに磨きがかかってるし、
太田さんはより一層愛らしくなっていました!
2人の相性がどんどん良くなっていく経過を見られるのが、スタッフの醍醐味です。
そして、演出の久野さんが、通し後に羽根をパタパタとはためかせる姿をみられるのも、缶の階員の特権です。
この姿がみられる時は稽古や通しがうまく行く時です。
でも!お客様に見ていただくまで、試行錯誤は続きます。
いや、役者さんより、美術の試行錯誤の方がまだまだあるかな…
そして、今日は缶の階一、多忙なスタッフこと、葛西さんが稽古場にやってきました。
実は私が早く帰ってしまったのですが、葛西さんから、とっても素敵なプランが提案されたらしいです。
流石!
秋ですね
季節と足並み揃えるように、稽古場も(文字どおり)劇的な変化が起こっています。
今日は舞台編のお稽古。
太田さんは東京に住んでいるので、お稽古は数日大阪に来てもらって、ぎゅぎゅっと集中して行います
3日稽古の最終日。この3日間で20時間くらい稽古してるのかな。
見る方もやる方もへろへろです。
でも、その中からしか出てこないものがある。
稽古漬けになって、力がぬけて、悩んで…
結果…
作品がとにかく良くなっていますよ!
もちろん、それぞれには思いがのあるだとおもいます。
「もっとかっこよくしたい」「もっとおもしろくしたい」
「作品が求めてるもの応えてない気がする」「このセリフの意味が腑に落ちない」
実は、そんなことは私にはよくわかりません。私にみえるのは作品がよくなっているという事だけです。
私は演出助手なのですが、実は演出助手というのが何をするのかよくわかってません。
演出助手は舞台に出ません。演出でもないので、最終的なイメージみたいなものを考えているわけでもない。
じゃあ、稽古場で何をしてるのか?
わたしは今、お客さんを演じています。
どう思ってやったのか、を一旦無視して、どう見えたかを伝え続けるのが演出助手ではないかと最近思ってます。
お客さんの代表として、12月にお客さんが素敵な作品と出会えるように
ちょっと先から見せてもらってる。
それはすごく恵まれたことです。
先に見る権利があるので、その分、他の、早くから見られないお客さんに対して義務がある。
作品が良くなるためにお手伝いをしなくちゃいけないという義務が。
そして、他のお客さんと一緒に12月に、すてきな作品を見る。
それは、お客としての権利です。
いまから、楽しみです。
確実に、作品が動き始めています。
いま、ここでぴちぴちと生きている物が面白くないはずがない。
犬でも、子供でも、芝居でも。
12月に劇場でお会いしましょう。
きっと、ぴちぴちしたものが見れるはず。
たくさんの人と、共有できると嬉しいです。
あ、前売りチケット発売始まりました
詳しくは
缶の階サイトまで。
1)チケットのご購入についてQ1. 2つセットの回以外で舞台編と客席編の両方を見ることはできますか?
A1. もちろんできます!お手数ですが、チケットを2枚ご購入下さい。
例) 12月13日(土)15:00舞台編と13日(土)17:00客席編を観劇される場合
↓
12月13日(土)15:00 舞台編 1枚 の申し込み内容を入力・送信したあと、
12月13日(土)17:00 客席編 1枚 をお手続きください。
Q.2 舞台編+客席編の回の客席編だけ(舞台編だけ)チケットを購入することはできますか?
A.2 たいへん申し訳ありません。舞台編+客席編両方通した内容(間に15分の休憩をはさむ)になっていますので、原則、前売り3600円(予約・当日4000円)のチケットをご購入いただくことになります。どちらかひとつをだけご覧になりたい場合は、舞台編または客席編(前売り1800円・予約、当日2000円)のチケットをご購入下さい。
2)公演内容についてQ.1舞台編と客席編は両方見ないとストーリーがわからないですか?
A.1 いいえ。2つの独立した物語ですので、片方だけ見ていただいても楽しめますし、どちらを先に見ていただいても大丈夫です。
Q2. 会場が2つありますが、劇場によって内容が違うのですか?
A2. お芝居の内容は同じです。ただ、劇場の大きさや形状が違うので、それによって少し演出が違っています。お時間に余裕があれば、両方を見比べていただくのも楽しいと思います。