今日も引き続き船場サザンシアターさんにて稽古をしました。
今日は台本を冒頭から通すことを2回ほどしてから、冒頭部分の返し稽古をしました。
缶の階の稽古は「時間をかけてじっくり作品を創っていこう」
の言葉通りに、片桐さんと私がセリフをしゃべっている(稽古をしている)のを、久野さんと中村さん、杉本さんが見て、「今の稽古では何が起きていたか」を検証する作業(討論、おしゃべり?)に入ります。
一般的に想像されるような、演出家が逐一ダメ出しをしてゆく、というスタイルとはちょっと違います。各々出自が異なる人間が共同作業をしてゆく時には、「あなたは何を考えてこれをしたのか?」「あなたの言っているこれは何なのか?」というすり合わせをしてゆくのは、とても必要なことだと思います
なので、みなさんの会話を聞いているだけで、久野さんの台本への理解が進んだり、演技のアプローチの仕方が想像出来たりするのが面白いです。
私自身は、自分がどういう状態でセリフを言うのか? ということにとっかかっての試行錯誤の最中です。
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、押したり引いたりしてます。
という五里霧中の稽古場です。
是非観に来てください。

七井 悠
スポンサーサイト