休憩中。
久野さん、太田さん、諸江さんと会話について。
基底状態にあるものを励起させるにはエネルギーが必要であること。
そのエネルギーを自分から作り出すのか相手より受け取るのか。
自分で作り出せば台詞は一定の調子で投げられ、相手より受け取れば相手の言葉を「受けた」調子で投げられるらしいこと。
一つ一つの台詞を立ち上げるまで。
会話となるには、一瞬間にいづれの過程をたどるのか。
言葉は力だと久野さんはいいました。
言葉には質量があり、方向性をもって投げてやると速度が生まれる。
何かに衝突すればおわりなのではなく、そこからはじまっていく。
言葉をどう投げるのかではなく、投げられた言葉を自分がどう「受けた」のか相手がどう「受けた」のかを。
その場で起こっていることに、もっと身をゆだねてみてもいいのかもしれません。
舞台編『ヒーローに見えない男/缶コーヒーを持つ男』
8月も稽古をすることになりました。
杉本奈月
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