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舞台編0901 中村一規(演出助手)

Posted by 缶の階 on 03.2014 稽古日誌 0 comments 0 trackback
秋ですね
季節と足並み揃えるように、稽古場も(文字どおり)劇的な変化が起こっています。

今日は舞台編のお稽古。
太田さんは東京に住んでいるので、お稽古は数日大阪に来てもらって、ぎゅぎゅっと集中して行います

3日稽古の最終日。この3日間で20時間くらい稽古してるのかな。
見る方もやる方もへろへろです。

でも、その中からしか出てこないものがある。
稽古漬けになって、力がぬけて、悩んで…
結果…
作品がとにかく良くなっていますよ!

もちろん、それぞれには思いがのあるだとおもいます。
「もっとかっこよくしたい」「もっとおもしろくしたい」
「作品が求めてるもの応えてない気がする」「このセリフの意味が腑に落ちない」

実は、そんなことは私にはよくわかりません。私にみえるのは作品がよくなっているという事だけです。

私は演出助手なのですが、実は演出助手というのが何をするのかよくわかってません。
演出助手は舞台に出ません。演出でもないので、最終的なイメージみたいなものを考えているわけでもない。
じゃあ、稽古場で何をしてるのか? 
わたしは今、お客さんを演じています。

どう思ってやったのか、を一旦無視して、どう見えたかを伝え続けるのが演出助手ではないかと最近思ってます。
お客さんの代表として、12月にお客さんが素敵な作品と出会えるように
ちょっと先から見せてもらってる。
それはすごく恵まれたことです。
先に見る権利があるので、その分、他の、早くから見られないお客さんに対して義務がある。
作品が良くなるためにお手伝いをしなくちゃいけないという義務が。

そして、他のお客さんと一緒に12月に、すてきな作品を見る。
それは、お客としての権利です。
いまから、楽しみです。

確実に、作品が動き始めています。
いま、ここでぴちぴちと生きている物が面白くないはずがない。
犬でも、子供でも、芝居でも。

12月に劇場でお会いしましょう。
きっと、ぴちぴちしたものが見れるはず。
たくさんの人と、共有できると嬉しいです。

あ、前売りチケット発売始まりました
詳しくは缶の階サイトまで。
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