今日の稽古はセリフ覚えでした。
自分が以前稽古場日記を書いたときに「間違わずにセリフを覚える」というようなことを書いていましたが、文字通りそれを実践する場でした。
台本をいくつかの部分に区切って、片桐さんとセリフ合わせをし、間違った時には久野さんと杉本さんから指摘が入るというやり方です。
久野さんの台本は、まず言葉なのだと稽古をして思い至りました。
少しずつ違う言葉の言い回しが重なって台本の世界を構築しているようなかんじです。
目の前にあるものだけではなく、あったかもしれないしなかったかもしれないものについて、語る言葉がたくさんあるので、それをそのまま話せば良いのだということです。
自分の解釈を含まず。
私は助詞(てにをは)の扱いがあやふやなようです。単語同士の関係を作る言葉が曖昧ということは、文章なども普段からボンヤリと理解しているのだなあと。面白い。
言葉に対しての考えを改めさせられた稽古でした。
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