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舞台編1117太田宏

Posted by 缶の階 on 19.2014 稽古日誌 0 comments 0 trackback
3日間の舞台編稽古が終わりました。

心斎橋ウイングフィールド、船場サザンシアター両劇場でラストを含めて試して来ました。

劇場で試してみることによって、稽古場で見えなかったものが見えてきます。

前回の劇場稽古を踏まえて、今回は演技を少しはっきり目に提示してみました。

少し、空間に馴染んだ感じになりました。

サザンシアターとウイングフィールドでは全く空間が違います。
共に小さな空間ですが、印象は全く違います。

その印象を受け止めて、どちらの劇場でも通用する演技に調整しています。

昨日、方向を決めたラストも試してみました。
シーンを空間に置いてみたところ、また、変化しました。

よくなりました。

途中のシーンも繰り返し稽古して、作り上げました。

今日は、演助2人に加えて、照明、美術、音響さんも稽古場に参加。
それぞれが思うことを口にしつつ、それを全員で検討して、試してみる。
時間はかかるけど、そのために稽古期間は長くとっています。

短い稽古期間で作ることができる演劇は、それだけのリスクも伴います。長い期間取ったからといって、リスクが減るわけでもありませんが。

リスクの質は違うのです。

ただ、短い稽古期間でのリスクは、時間をかけさえすれば解消できるものも幾つかはあるのです。
そして解消することによって、作品をより強度のあるものへと作っていけます。

この前、東京の俳優さんに、
「そんな長い期間稽古してて飽きないんですか」
と聞かれました。

そういえば、「飽きる」ことは想定してなかったことに気づきました。

作った作品をツアーやロングラン公演で長く上演していて飽きてしまうことは、1度か2度あった気がします。

が、稽古で飽きることは、なかったです。

そして、今回は、より一層ないです。

ない理由ははっきししています。
相手の影響を受けて、変化し 確認し 積み重ねていっているからです。
これ、言葉にすると「当たり前じゃん!」って思う人も多いと思うんですけど、これちゃんとするのって、ほんと難しいと思うんです。

まあ、ただの私の経験則なんですけどね。

だから(私が考えるものが)必要でない現場と俳優さんもいるので、これが全てとはいいません。

私が、今、それが楽しいんです。

ただそれだけなんですけど。

それに付き合ってくれる相手役と階員の皆さんに感謝です。

そういえば、今回、ウイングフィールドで昔からの知り合いに会いました。知り合いと言うのも恐れ多いくらい、私が演劇を始めた20歳くらいの頃から観ていただいてる方なんですが。

私の顔を見た途端、

「ちゃんとやってんのか?ちゃんとやってんのか?」

私が何か言おうとすると

「ん?ちゃんとやってんのか?ちゃんとやってんのか?」

計4回、畳み掛けるように質問を投げかけ、返事を待たず次の会話へと進まれていきました。

えー、
ちゃんとやってます。
安心して観に来てください(笑)







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